愛着障害とHSPとの関係について
hspと愛着障害との共通点
ネガティブになりやすい、ネガティブを引きずりやすい、人と適切な距離で接するのが苦手、発達障害と診断されてしまう事もあるといった部分は両者に共通しています。
事実、私のこれまでのセッション経験では、単なるHSPだけでなく、愛着障害も加わっている方を多く見てきました。(あえて意識する必要もないので、本人にお伝えするような事はしませんが)
親との関係において問題がある場合、hspでない方も愛着障害を起こしますが、hspの人はそのハードルが低く、非HSPの人であれば問題ない出来事でもHSPだと愛着障害を引き起こしてしまいます。
詳しい統計はとっていませんが、少なくとも私の所へいらっしゃった方で、HSP単体の方の方が少数派の様な気がする位、HSP+愛着障害は珍しくないな、というのが正直な実感です。
hspと愛着障害との相違点
共通点が多い両者ですが、それぞれ名前や定義が違う以上、当然相違点もあります。
両者の相違点の中で代表的で分かりやすいものを3つ挙げます。
1.感覚の敏感さ
hspは気質の基本的な特徴の中に、感覚が敏感であり、更に、精神世界やスピリチュアル的な考えに理解がある(知識がなくても感覚として受け入れる事ができたり、受け入れられない場合でも強い否定的感情は持っていない)ので、まずこの点が愛着障害とは違います。
(勿論、個人的な差異で、愛着障害の人であっても精神世界やスピリチュアルを理解できる人はいますが、音やにおい等に対する感覚的な敏感さはないでしょう)
2.共感力の有無
hspの代表的な特徴である「共感力の高さ」は、愛着障害の特徴には含まれていませんので、この点も両者の違いを見分けるポイントとして使えます。
(勿論この点も個人差はあり、愛着障害の人でも共感能力が高い方もいるでしょうが、hspほどではありません)
3.自己肯定感の有無
hspは自尊心が低い人が多く、何か不本意な事が起きた際、自罰的と言うか「私はダメだ・・・」と自分を責めがちな傾向にあります。
対して愛着障害の場合は自尊心が高く、自分にとって不都合な事が起きた際にも他罰的に自分の周りを責める傾向が強いです。
愛着障害やHSPによる辛さ、悩み、問題は克服できます
愛着障害は生まれ持った気質ではなく(勿論、気質によって愛着障害になりやすいといった事はあるでしょうが)、後天的な要因によって引き起こされる「心の反応パターン」な訳です。
そして、生まれ持った気質であるHSPについても、その辛さのほとんどは後天的な要因で気質のバランスを崩した事によるものなので、気質を本来の最適な状態に調整し直す事でクリアリングできます。
後天的な要因=ほとんどが幼少期の親をはじめとする周囲との関係性によるものですが、後天的に引き起こされたものである以上、変えていく事ができるんです。
なかなか気軽に話せない悩みである事が多いと思いますが、すこしでも余力のある内にご相談頂ければと思います。
愛着障害やHSP気質が根底にあるメンタルブロック、2度と戻らないように解除し、力に変えます
愛着障害やHSPは、それ自体が辛さであると共に、そこがベースとなって『愛着障害やHSP特有のメンタルブロック』ができてしまいます。
(そのブロックによって様々な悩みが生まれてくる)
当オフィスではそうした個々のケースによるメンタルブロックを個別に(一言で愛着障害やHSPがベースにあると言っても、具体的なブロックは人それぞれなので)発見&明確化した上で、解除、無力化、推進力化していきます。
ブロックを無力化して更に力に変え、本来の最善のセルフイメージの状態に再構築します。
自分の意志や努力ではどうしようもないと感じている悩みに見舞われているなら、お任せ下さい。
気質を調整&最適化する事でhsp由来の悩みは改善、解消できます
ラジオのチューニングが最適な状態から大きくずれている為に大きいノイズが聞こえているような状態。hspだと、そのチューニングがちょっとした事でずれやすいのです。
そのチューニングを最適な状態に戻していく心理施術、メンタルワークがあります。
今の自分の悩みが気質から来ていると感じているあなた、余力のある内にご相談下さい。