愛着障害かんたんセルフチェック

自分が愛着障害かどうかを知る
あなたが抱える悩みや問題が愛着障害によるものかどうかを知るには、まずあなたが愛着障害なのかどうかを知る必要があります。
しかし、いざそれを知ろうと本やネットを調べても分かりづらく、クリニックで愛着障害の診断をしてくれる訳でもありません。
その為このページでは、あなた自身が自分で「愛着障害かどうか?」を判断できるチェックリストをまとめました。
愛着障害かをセルフ判断できる簡単チェックリスト
- 幼少期に養育上の問題があった。
- 愛着障害を持つ人間に多く見られる特徴を有している。
- 親の事を話す際、過度に感情的になるか無表情になる。
- 愛着障害に基づくと思われる症状が現れている。
- 精神医学的な症状は顕著でないのに、本人の悩みや辛さの程度が深い。
これらに該当していると「自分は愛着障害だ」と判断する事ができます。
以下、詳しく解説します。
1.幼少期に養育上の問題があった
あなたの愛着の形成に問題があるのかどうかが愛着障害の判断基準のファーストステップですから、愛着障害であるかどうかの最も重要なポイントは、愛着形成に直接的な関係がある幼少期の養育上の問題の有無という事になります。
例えば
- 親との死別、離婚、再婚。
- 自分の出生後、親がすぐに仕事復帰した。
- 兄弟の誕生や病気により、親の関心が長く自分以外に向いた経験。
- 家庭内の不和。
- 親の心身の不調が長く続いた。
- 母親以外の人による養育が続いた。
以上のような出来事がある場合、愛着の形成に問題が生じ、そこから愛着障害に発展する訳です。
要は、幼少期に親と接する時間がない又は短いと愛着形成が上手くいかないという事ですね。
(尚、上記のリスト以外でも、いわゆる「バーストラウマ(出生時の困難さに伴うトラウマ)」であったり、親からの養育を受けた場合でも親が毒親であった場合など、適切な養育を受けられないと愛着形成に問題が出てきます)
2.愛着障害を持つ人間に多く見られる特徴を有している
あなたに愛着障害がある場合、他人に対する立ち振る舞いや接し方に愛着障害特有の特徴が出てきます。
- 他人の顔色に敏感だったり、過剰に気遣ってしまう。
- 自分の本心が言えない。
- 怒りが瞬間的に爆発しやすい(ちょっとした事でイライラしやすい)
- 本心とは異なる言動を取ってしまいやすい。
- 自分で自分を貶めたり、破壊的な言動(関係を壊してしまうような言動)を取ってしまいがち。
- 人を信じる事ができない。
- 自己卑下、自己否定が強く、自己について語る際、過度に否定的。
- 自分の存在や感情について現実感が持てない。(離人感がある)
- 解離(特定の時間について記憶が曖昧)がある。
これらのリストの内、3~4割程度当てはまった場合で、かつ、幼少期の養育の問題があると愛着障害の可能性が高くなります。
3.親の事を話す際、過度に感情的になるか無表情になる
これはつまるところ、親について話す事に精神的な抵抗を持っているか否かという事です。
抵抗があると、どうしても話さなきゃいけない時に怒りとして現れたり、逆に無の状態で「普通でした」とか「特に問題はなかった」などと具体的な話を避けたりします。
この部分は非常に重要で、親の事を話す際に感情が両極端に変化する場合は、愛着障害が強く疑われます。
4.愛着障害に基づくと思われる症状が現れている
愛着障害があると、それを土台とした様々な症状が現れる事があります。
それは既述の通り「自己否定感」や「対人関係のトラブル」だけでなく、うつや身体的な症状が現れる事もあります。
また、一見するとADHDのような症状が現れてくる事もあり、特に大人になって発達障害だと診断され、薬も処方されているのに症状が改善しない場合は愛着障害が疑われます。
5.精神医学的な症状は顕著でないのに、本人の悩みや辛さの程度が深い
うつに代表されるような症状がない、または軽度であるにもかかわらず(本格的な治療が必要とはされないレベル)なのに比べ、本人が抱える辛さの程度が強かったり、社会に適応しづらかったりする場合や、うつや発達障害と診断されて投薬等の治療を受けているにもかからわず症状が改善しない場合も、愛着障害を疑った方が良いでしょう。
まとめ
以上の様に愛着障害に該当する際に現われるポイントをリストとして示しました。
どのくらい該当すれば愛着障害なのか?と言われれば、「全体的に当てはまっているか否か?」で考えてもらえればと思います。
私の経験上、当てはまっている人は「あ、これは自分の事だな」「あぁ、自分は愛着障害だったんだな」と感じると思います。
愛着障害は克服でき、それが根底にある悩みもしっかり解消できます
具体的には、愛着障害を起こしているメンタルブロック、そして愛着障害から生まれてくるブロックを詳細に特定、解除し、その上で力に変えていく事。
愛着障害は、それ自体が辛さであると共に、そこがベースとなって『愛着障害特有のメンタルブロック』が生まれてきます。
主に、
- セルフイメージに関するもの
- 恋愛を含む対人関係に関するもの
- 結婚、夫婦観(結婚や夫婦に関する価値観)に関するもの
などですね。
当オフィスではそうしたメンタルブロックを発見&明確化(一言で愛着障害がベースにあると言っても、具体的なブロックは人それぞれなので)、解除、無力化、推進力化します。
ブロックを力に変え、愛着障害から生まれているセルフイメージを再構築したり、望む恋愛を成就できる状態に持っていきます。
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