大人の発達障害とうつの併発

うつや統合失調症などの治療を続けても改善しない人の背景に発達障害がある、という事例は一般的に認識されていない。適切な治療を進めるためにも、併存症が多い実態を知ることが重要

岩波明(昭和大学医学部精神医学講座主任教授)

hspの場合もそうですが、adhd(特に大人のadhdボーダー)、asd(隠れアスペルガー)の場合、生まれもった気質を上手く扱えず、それによって現実世界にうまく適応できず、

  • うつ
  • 対人緊張
  • 社会不安
  • パニック症

などの症状を言わば二次障害のような形で併発する事があります。

こうした事は臨床の現場では実感としてよく知られていたのですが、これまで明確な統計はありませんでした。

それが、2019年3/26の毎日新聞のアンケートで「20歳以上の発達障害者の4割がうつ病を発症している」と分かった。(1つの新聞が実施した任意のアンケートなので、正確性が担保されていないかもしれませんが、これまでなかったアンケートが出た事に意義があると思います)

生まれ持った気質による悩みや症状に関しては、二次障害が起きる前にご相談頂きたいですし、既に起きてしまった場合にはうつに対処しながらも気質そのものに対するカウンセリングが必要となってくるんですね。

でないと、うつばかりに対処しても、うつ自体は本体ではありませんから、一向に良くならず、仮に良くなったとしてもすぐに再発する事になるんです。

根本に対処する。これが重要です。


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