大人の発達障害グレーゾーンについて

大人の発達障害と聞くと「大人になってから症状を発症した。つまり、大人になってから発達障害になった」と誤解される方も多いですが、実はそうではありません。

発達障害(その中でも当サイトで扱うADHD、ASD)はHSPと同様、生まれ持ったもので、後天的になるものではありません。

では「大人の発達障害」とは何を指すのか?

それは、親元を離れたり社会人になったタイミングで、これまで目立たなかった「自身の特徴や気質」の適応に不具合が出てくる。

社会との不適応が顕在化して、周囲に「発覚」するイメージ。

発達障害に「なる」のではなく「気付く」訳ですね。

発達障害グレーゾーンとは?

発達障害グレーゾーンとは、

本人が生きづらさを抱えながらも医学的な基準では「発達障害である」と明確に診断が為されず、「発達障害のケがあります」「グレーゾーンですね」と言われるだけである意味では宙ぶらりんになってしまっている。

(例えば、心理テストで8点取れば発達障害という診断が下される所、一般の人は1~2点程度に対し、5~6点あるようなケース)

そんなレベルの方を指します。

その中でも当サイトが言う大人の発達障害グレーゾーンは、学術的に正確な表現ではないですが、

  • ADHDボーダー(ADHDグレーゾーン)
  • 隠れアスペルガー

この2つです。(更に言うと、行き詰まりや悩みの主たる要因が発達障害の部分からくるものではないケースも含みます)