行なうセラピーやワークは「取引行為」ではない

変化がない人に共通する事

コンサルタントの横山信治さんがウェブのコラム(All About マネー)で以下の様な事を書いていらっしゃいました。

かねてから敬愛するある成功者と一緒に神社にお参りに行った際、その成功者はお賽銭箱に惜しげもなく1万円を投げ入れたそうです。彼を信奉している塾生は、そのお金持ちに倣って同じように1万円を入れたというのです。

私が常日頃から「社会的に成功している人、お金持ちの行動を見て学び、真似をするように」と言ってきたからでしょう。

ただ、「きっとこれでご利益があるはずですよね?」と、その塾生は何度も私に聞くのです。つまり、そうやって私に確認しないと落ち着かないのです。「あれだけお金を出したのに無駄になるのではないか?」という不安があるのです。

このコラムの中で横山さんは「不安の中で行動すると逆効果になる」と結論付けておられますが(勿論、その考えはその通りなんでしょうが)、私はそれとは別の2つの点が気になりました。

  1. 内的な動機に基づいて行動していない。
  2. 行なう事を取引行為と捉えている。

内的な動機に基づいて行動していない

表面だけまねても意味は無いという事ですね。

まぁ真似をして行動しても良いんですが、その場合でも最終的には自分で決断して自分の意志で行う事が重要な訳です。

「やり方」ではなく、まず「あり方」が、実は一番重要になってくるという事なんです。(この辺りの事はセルフワークメソッドで詳しく解説しています)

行なう事を取引行為と捉えている

コラムに出てくるような「神社に1万円」といった、ちょっとスピリチュアル的な雰囲気が漂う類のワークって結構あります。

理論的に、行う事と結果の因果関係が客観的に証明できないもの全般に言えます。

セラピーに関しても然り。

こうしたワークを行っても上手くいかない人の特徴って、「これだけしたんだから、その分の見返りがあるだろう、返ってくるだろう」と考えている事。

だからこんな質問が出てくる。

「どのくらいやれば変化が出てきますか?」

「このくらいやれば変わりますか?」

この類の質問をしてくる人は、残念ながら物事の本質を全く理解できていません。と言うか、見て見ないふりをして、気付かないふりをして、上手くいかなかった時の責任転嫁としてこの類の質問をしている人が多い気がしています。

あえて理解する事を拒否する・・・。(だから上手くいかないし、何をやっても本質に辿り着かないんですよ)

心の奥底では本当は分かっているのに・・・。

この手のワークは、そしてセラピーも、ハッキリ言って取引行為ではありません。

1万円出して、その対価として何かの存在に何かをしてもらう訳ではないんです。(更に言えば、神社の場合、対価を求める相手が神様って恐れ多い気がしません?)

ですから、もし上記の類の考えがあなたにある内は行わない方が良いでしょう。(つまり、対価を求めずにただ出すという気持ちでやる必要があるって事です)

セラピーも、ある瞬間に1+1=100にも200にもなったりしますが、固執したままだと1+1=2にもならずに1のままが続きます。

やったらやった分だけ返ってくる。

行為の因果関係の結果として、その分の利益が得られる。

そんな考えから脱却できた時にはじめて、セラピーワークを通じて、1+1=100、1+1=2000などといった、理屈を超えたパラダイムシフトが起こるんです。

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投稿者プロフィール

小澤 祐介
小澤 祐介おざわゆうすけ
2006年、行政書士として開業。

その後、心理カウンセリング、各種セラピー等を学び、2011年頃よりメンタルセラピストとしての活動を開始。

現在は書士&セラピスト業に加え、カウンセラー、セラピスト、占い師等の開業やネット集客のサポートを行う。

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